簡単リフレッシュ法
業務のオンライン化により移動の手間が削減できたり、ITツールの活用により業務効率化が図れたりと、IT化のメリットを感じている人は多いでしょう。一方で、メリットの分だけ私たちがパソコンの前に座っている時間もどんどん長くなっています。
パソコン作業はいったん集中すると長時間同じ姿勢を取り続けることが多いため、首や肩、背中周りの筋肉が緊張し血流が悪くなり、肩こりや腰痛の原因に。また、集中するほど瞬きの回数も減少し、「目がショボショボする」といった疲れ目(眼精疲労)にも繋がります。
そこで今回は、オフィスの自席でできる身体のリフレッシュ法をご紹介します。
肩こり解消に
肩甲骨まわし
- 両手の指先を肩の上に軽く置く。
- ゆっくり呼吸しながら、肘を大きく回す。肘で大きな円を描くように回すのがポイント。
- 5~10回ほど回したら、反対方向にも同じ回数大きく回す。
※ 腕を回している最中に呼吸を止めないように気を付けましょう。
腰痛解消に
これだけ体操Ⓡ
参考:厚生労働省HP ‐「今日の腰痛予防対策マニュアル」
- 足を肩幅より少し広めに開いて立ち、両手を腰の下の方(骨盤のすぐ上あたり)にあてる。重心はつま先に置き、膝が曲がらないように気を付ける。
- 両手を支点にして、息を吐きながら骨盤を前に押し出す。この時、両肘はできるだけ近づけるように意識し、骨盤を前に押し込んでいくイメージで。
- その状態を、息を吐きながら3秒間キープ。これを1~2回繰り返す
※ お尻から太ももにかけて痺れや痛みを感じる場合はすぐに中止し、整形外科等にご相談ください。
目の疲れ解消に
手のひらホットパック
- 手のひらを10回ほどこすり合わせ、摩擦熱で手のひらを温める。
- 目を軽く閉じ、手のひらで両目を軽く覆う。
- 手は動かさず、眼球を上下左右にゆっくりと動かす。
※ 目が赤かったり痛かったりする場合は、充血を抑えるために目を冷やす方が効果的です。
この他にも、モニターの位置や角度を調整したり、座るときに足を組まないようにすることも、肩こりや腰痛対策に効果的です。肩こりや腰痛・眼精疲労は予防が大切。わざわざ“時間を取ってやる”となると面倒ですが、
- コーヒー休憩の際に片腕ずつ肩甲骨を回す
- トイレ休憩のタイミングで“これだけ体操Ⓡ”をやる
というように何か他の動作とセットにすると、取り組むハードルも下がり習慣化しやすくなるのでオススメです。