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節度のある適度な飲酒とは?

「酒は百薬の長」と言いますが、「されど万病の元」と続くことをご存知ですか?お酒は少量であっても高血圧や脳出血、肝臓・膵臓疾患、乳がんなどの リスクを高めます。お酒は少しであっても健康に影響を与えることを念頭において、適正飲酒を心掛けたいですね。

※ 飲みたくない人に無理に飲酒を勧める“飲酒の強要”は、アルコール・ハラスメントに該当する可能性があります。気を付けましょう。


適正飲酒の量をご存知ですか?

WHOでは、10gのアルコールを含む飲料を「1ドリンク」と定義しています。厚生労働省が推奨する「節度ある適度な飲酒」は、1日平均2ドリンク程度。ビールだと、中ジョッキ1杯で2ドリンクに該当します。

酒の種類
(基準%)
ビール
(5%)
チューハイ
(7%)
焼酎
(25%)
日本酒
(15%)
ウィスキー
(40%)
ワイン
(12%)
250mL 180mL 50mL 80mL 30mL 100mL
1ドリンクの目安 中ジョッキの半分 350mL缶の半分 0.5合弱 シングル1杯 ワイングラス1杯弱

アルコール代謝の目安時間を把握しましょう

体格や体質等で個人差がありますが、1ドリンク当たり男性は2時間、女性は2.5時間かかります。例えば、忘年会でビール中ジョッキ1杯と日本酒1合を飲んだとしたら、そのお酒を分解するまでにかかる時間は…?

中ジョッキ1杯 + 日本酒1合 = 合計 4ドリンク
 2ドリンク    2ドリンク

  • 男性: 4ドリンク × 2時間 = 8時間
  • 女性: 4ドリンク × 2.5時間 = 10時間

お酒の影響を翌日に持ち越さないために必要な時間は上記の通りです。「意外と長いな」と感じた方も少なくないのではないでしょうか?

寝酒、深酒、連続飲酒は禁物

寝付をよくしようと飲酒するのは逆効果、睡眠の質の低下を招きます。また、連続飲酒は禁物。最低でも週に2日は休肝日を設け、肝臓をアルコールから解放してあげましょう。


カウンセラー

かくいう私も週に数回お酒を飲みますし、時に飲み過ぎてしまうことも。。。そんな私が心掛けているのは、次の3つです。

  1. 飲むときは、食べ物も一緒に摂る。
  2. 飲み会が2回以上ある週は、家では飲酒しない。
  3. 毎日体重計に乗る。

ストイックな制限は長続きしないものですが、この程度であれば案外継続できるものです。



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